ホームページ管理をクリニックでおこなう問題点
標榜科目 | 整形外科 |
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立地条件 | 住宅地の戸建て |
制作完了後、月次での管理作業も依頼されていた整形外科のクリニック。
制作完了から数か月の時点で「地域名 科目」のキーワードで1ページ目10位以内に表示される状態。
その後、偶然ホームページ作成の知識があるスタッフを採用、メンテナンスをクリニックでおこなうということで管理をクリニックへ移すことになった。
しばらくの間はトピックスの更新をおこなう程度の作業で問題なく運営されていたが、ページやメニューなどの追加作業をおこなうこととなり問題が発生。
スタッフの知識はあくまでホームページ作成の知識。
検索エンジン対策における正しい内部構造の知識はなく、ただ作成・追加しただけのページとなった。
また、検索エンジン対策についてはリンクが良いという知識のみで、リンク元の内容を精査せずにリンク集サイトに相互リンクを申請。
リンクの質が良くないせいか、これといった効果がない。
(むしろホームページの内容と関係がないリンクの場合は検索エンジンからスパム判定を受けることもある。)
検索エンジン対策を考慮していない内部構造とあいまって、徐々に順位が落ち始める。
そのうち修正作業の収拾がつかなくなり、知識があるスタッフも退職。
結局、再度メンテナンスを委託することになり、ホームページ修正にかかる費用も必要となった。
ホームページの担当者を設置している規模の組織では、知識についてはもちろんのこと、入れ替わりによっても業務の引き継ぎがなされるため、管理を自らおこなうことに問題はない。
しかし、クリニックのように小規模の組織は専任を募集しているわけではないので、スタッフの知識は偶然に左右される。
また知識があるスタッフが辞めた場合、作業の継続が不可能になり、運営自体が滞ってしまう可能性がある。