2014年5月開業
山口あきこクリニック 院長 山口 晶子 先生
標榜科目 | 女性泌尿器科・婦人科・内科 |
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住所 | 大阪市中央区北浜3-1-21 松崎ビル2F |
ホームページ | http://www.yamaguchi-akiko-cl.com/ |
約一年の開業準備を経て、京阪ターミナルである淀屋橋で開業しました。
開業後の患者様集めは苦労しましたが、ターゲットを絞ったことで現在は多くの患者様に来ていただいています。
平成28年秋には医療法人成りをし、「女性のためのクリニック」を更に追及していきます。
他のコンサルティング会社などにも訪問したりしたのですか?
シナプスさんは非常に良心的でしたし、希望の物件をスムーズに提示していただけましたので、比較はしておりません。また、顧問の税理士さんに紹介していただいたというのも理由の一つです。
私は開業前に他のクリニックで院長経験があり、クリニック経営のスキルはある程度習得していたつもりでしたが、開業資金や税務の部分での不安がありましたので、まずは税理士選びから始めました。
開業準備について、物件の選定はうまくいきましたか?
スムーズに物件は決まったのでしょうか?
物件の選定は非常にうまくいきました。場所は、遠方の女性にも来ていただくために、京阪ターミナルである淀屋橋に絞り、最終10件程度検討しました。認知度が高い駅のおかげで広告宣伝費はあまりかかりませんでした。淀屋橋よりメジャーな梅田を選ばなかった理由は、梅田と言っても広くクリニックが多いので、逆に迷われる可能性があると思ったからです。結局は、物件選びも「縁」の要素が大きいと感じました。
開業後の患者さん集めには苦労しましたか?
非常に苦労しました。診療理念に沿って開業当初からターゲットを絞ったのが原因かもしれません。
ただ、現在は多くの患者さまにご来院いただき、平成28年秋に医療法人となります、今となっては診療理念にこだわったことが、逆に良かったと思っています。
患者さんに来ていただくためには、自分がどういう患者様を診たいのかを明確にし、診療理念に従って、来ていただいた患者様を大事にすることだと思います。
あと、苦しい時期の乗り越え方は、もし仮にクリニックが潰れたとしても、アルバイトで食べていけると、最悪のケースを常に想定することだと思います。
今後の展望をお聞かせください。
「女性のためのクリニック」を更に追及していきたいと思います。
いつになるかは分かりませんが、もう一人ドクターに来ていただき二診体制をとれたら嬉しいです。そのために、念のため開業当初から診察室は二つ作っています。ただ、こればかりは縁だと思いますで、当クリニックの診療理念に共感していただけるドクターがいらっしゃれば嬉しいです。
開業準備期間はどれくらいでしたか?
約一年間です。前半の半年間は、何度も頭の中でシミュレーションを行っていました。
医経分業についてはどのようにお考えでしょうか?
医療と経営は分けるべきだと思います。当クリニックは開業から税理士さん、社労士さんと契約し、税務、人事、経営のフォローを受けています。例えば、医療法人成りの意思決定もこれらの方々のおかげで適正な時期にできたと思います。
専門分野は各専門家にお願いするのが一番です。専門家の方々がその分野に費やしてきた時間をお金で買うイメージだとよく聞きます。ドクターは経営のプロにはなれないと思っています。
クリニックの診療理念はどのようにして決められたのでしょうか?
診療理念があったからこそ開業したのだと思います。勤務医での限界を開業により実現した感じです。大学病院時代の診療は、手術等高度な面で患者様のニーズに応えることができていたと思いますが、本当の意味で患者様を診れていなかったような気がします。ただ、そう感じていても病院では自分の役割がありましたので、それがきっかけで開業しました。