後発医薬品の使用のメリット・デメリットは?
昨今、後発医薬品という言葉をよく聞きますが後発医薬品を使用するに際してのメリット、デメリットはありますか。
使われていない方はどのような理由があるのでしょうか。
最近はテレビCMなど放送もされており、よく後発医薬品(ジェネリック)を耳にしますね。
高齢化に伴う医療費の増加を削減するため、厚生労働省が後発医薬品の使用を促進する政策をとっています。
平成24年度の診療報酬改定では「後発医薬品調剤体制加算」の割合が大きくなりました。
後発品の調剤数量のパーセンテージによって点数の加算がつくシステムです。
これを上手く利用するとたくさん点数が取れることになります。
また後発医薬品を使用している先生の話では、「薬代が安くなった」と患者さんに喜んで頂けただけでなく、「そこのクリニックは安い」とご近所の口コミで患者さんが増加したそうです。
後発医薬品を使用するメリットはそのようなところでしょうか。
逆にデメリットもいくつか考えられます。
これはまだまだ後発メーカーの課題となっておりますが、品質や供給、情報提供に不安を持つ先生もいらっしゃいます。
供給についてですが卸に常に在庫があるとは限らず、納品までに時間がかかる場合があります。
後発メーカーがたくさん競合しているので卸にすべての後発メーカーのすべての薬を在庫として置いておけないからです。
またMRの人数が先発メーカーに比べて少なく、後発メーカーのMRの訪問頻度が少ない、ということで情報提供に不安を感じている先生もいらっしゃいます。
(2014-03-12 / M.Y)