スタッフ採用のため、面接を考えています。面接で聞いてはいけないことなどはありますか?
スタッフ採用のため、面接を考えています。面接で聞いてはいけないことなどはありますか?
スタッフ面接は、限られた時間内で応募者の人柄を見分けなければなりません。院長等は、面接の雰囲気を良くして、応募者から色々な情報を聞き出す必要があるためできる限り多くの質問を投げかけ、多く話をしてもらう必要があります。面接に不慣れな先生は、愛想や履歴書の職歴などで決めてしまい、採用してから思っていた人と違うと後悔されることもあります。また、面接時に不適切な質問をして、求職者からクレームをうける事例もあります。
面接時に、面接者である先生が聞いてはいけない質問は下記のとおりです。
- 本籍に関する質問
・あなたの本籍地はどこですか。
・あなたのお父さんやお母さんの出身地はどこですか。 など - 住居とその環境に関する質問
・あなたの住んでいる地域は、どんな環境ですか。
・家の付近の目印となるのはなんですか。 など - 家族構成や家族の職業・地位・収入に関する質問
・あなたのお父さんは、どこの会社に勤めていますか。また役職はなんですか。
・あなたの家の家業はなんですか。
・あなたの家族の年収はどれくらいですか。 など - 資産に関する質問
・あなたの住んでいる家は一戸建てですか。
・あなたの住んでいる家や土地は、持ち家ですか、借家ですか。 など - 思想・信条・宗教・尊敬する人物、支持する政党に関する質問
・家の宗教は何ですか。何宗ですか。
・あなたの家族は、何を信仰していますか。
・政治や政党に関心がありますか。
・あなたは、どんな本を愛読していますか。 など - 男女雇用機会均等法に抵触する質問
・結婚、出産しても働き続けられますか。
・何歳くらいまで働けますか。
・結婚の予定はありますか。 など
就職差別につながる恐れのある不適切な質問はさけることが一番です。本人に責任のない事柄や本来自由であるべきものを採用条件とることは、求職者の基本的人権を侵害するということを理解し、差別のない公正な採用選考を実施しましょう。
(2014-06-03 / O.M)